エネ管や特に電験はとにかく覚えることが多い試験です。
また試験範囲も広いため、問題を解いていると
「あれ、この公式これであってたっけ??」
といったように覚えていないと解けない部分を忘れてしまい、困ることがしばしばあります。
万が一試験中に公式や暗記事項をど忘れてしまった場合、それ以外の部分の解き方は覚えているにも関わらず、ど忘れした公式や数字のせいで、その問題がまるっと不正解になってしまうのは非常にもったいないです。
そこで今回は私が実践していた、試験におけるど忘れを防ぐことができ、普段の勉強でも暗記効率を上げることができる方法をご紹介します。
試験開始直前の過ごし方がカギ
さて、ここで一つ質問です。
みなさんは試験開始直前の30分くらい(少し早めに会場に来て着席してから、試験官の説明が始まるまで)はどう過ごしますか?まだ試験を受けたことがない方はどう過ごせばいいと思いますか?
トイレに行く、寝る、何もしない、鉛筆を転がす練習をする、試験後の解放感を想像してニヤニヤする…過ごし方は十人十色だと思います。
しかし、おそらく多くの方は最後の悪あがきをするんじゃないでしょうか?つまり参考書を開いて最終チェックをするんじゃないかと思います。
ただし、やみくもに参考書のページを30分間読んでいても、読める箇所は限られるため、ほとんどのページを読むことができずに試験官の説明が始まってしまいます。
試験中のど忘れを防ぐには、この試験開始直前の悪あがきのやり方が重要です。
試験開始直前用のまとめシートで悪あがき
試験開始直前確認用の「まとめシート」なるもので悪あがきをしましょう。
ここで言うまとめシートとは、忘れると問題が解けなくなる事項(公式、電技で定められた値など)をひたすら書き写した自分専用のノートのことを指します。
参考に私が作っていたまとめシートの一部を載せておきます。(自分用のメモなので内容に関するご質問はご遠慮ください笑)
内容はともかくとして、雰囲気は伝わるでしょうか?
試験開始直前にこのようなまとめシートに目を通しましょう。
まとめシートがない場合、電験・エネ管で覚えるべき事項のすべてを試験開始直前に網羅的に確認するには、数百ページある参考書・問題集の中から該当箇所を一つずつ探さなくてはいけません。
しかし、このようなまとめシートを作っておけば試験開始直前に最重要事項を効率よく最終確認することができます。
まあもちろん電験・エネ管で覚えるべき事項のすべてを試験時に100%間違いなく思い出せる人はこんなもの作らなくてもよいのですが…(^^;
まとめシートの作り方
まとめシート作成のポイントを挙げます。
- 勉強中に覚えにくい事項が出てきたらまとめシートに都度書き込む
覚えにくい公式や数値などを都度書き込んでいく。 - 書き込みはコンパクトに
見える範囲でコンパクトにまとまっているほうが、効率よく全体を復習できる。 - 自分で書く
あくまでも自分が忘れてしまうと判断したものを自分の言葉で書くことが大事。
まとめシートで暗記効率をあげる
まとめシートが最も活躍するのは試験開始直前なのですが、実は普段の勉強でも重宝します。
普段の勉強中に
まず、普段の勉強で問題を解く際、公式などを思い出せない場合に重宝します。
もちろん最終的には何も見ずに問題を解ける状態にしなければならないのですが、最初のうちはそれは難しいと思います。
そんなときにまとめシートがあれば、ページをいちいちめくって該当箇所を探すことなく思い出すことができます。
また思い出せない→まとめシートを見る→思い出すという一連の流れを繰り返すことで長期記憶に定着させることができます。
隙間時間の学習に
あなたのまとめシートの記載事項は、あなたが覚えられないと判断したものを載せているため、あなたにとって最重要事項が載っていることになります。
つまりこれを隙間時間にチェックすれば、非常に高い学習効果が得られるわけです。
また、重たい参考書を持ち歩いては広げるよりも、紙数枚のほうがはるかにストレスが少ないです。
試験中のど忘れを防ぐ&効率的暗記方法(まとめ)
今回は試験中のど忘れを防ぐための方法についてお伝えしました。ポイントをまとめます。
- 試験中のど忘れを防ぐためには、まとめシートを作っておいて試験開始直前に最終確認する
- まとめシートには覚えるべき事項が出てきたら都度書き込むようにする
- まとめシートは普段の学習効率もアップさせる
勉強中にいちいちメモするのは最初は面倒かもしれませんが、まとめシートの効果は非常に大きいので、ぜひ作ることをお勧めします(^^)