どうも、いちにょきです(^^)/
送電線のたるみ(弛度)と実長の計算式って覚えにくいですよね?
たるみについては一般的な語呂合わせがあるのでまだいいですが、特に実長については一般的な語呂合わせが存在しません!
なので今回は、私が勉強をしている中で思いついた語呂合わせを、一般的な語呂合わせと併せて紹介するとともに、覚える際に注意するポイントを解説します!
送電線のたるみ計算式
送電線のたるみ\(D\)[m]の計算式は、
\(D = \frac{WS^2}{8T}\)
\(W\): 電線1mあたりの風圧荷重を含む合成荷重[N/m]
\(S\): 経間[m]
\(T\): 電線の水平方向の張力[N]
でしたね。図で表すとこうなります。
そして、こちらの式には「鳩(\(8T\))が鈴なり(\(S^2\))にだぶる(\(W\))」という語呂合わせがあります(表現が微妙に違うものもある)。私もこの語呂合わせを使っていましたので、こちらをお勧めします。ちなみに鈴なりとは多くのものが群がっていたり、ぶら下がっていたりする状態を表す言葉です。
そして、覚えるときのポイントもお伝えしておきます。
式自体は語呂合わせで難なく覚えられると思います。ポイントは「語呂合わせで式だけ覚えて満足せず、それぞれの文字が何を意味しているかも正確に覚える」ことです。
\(S\)については径間(支持物間の距離)だということを覚えておけばOKです。
\(W\)についてはまず電線1mあたりというところに注意してください。単位も[N/m]です。また風圧荷重も含む合成荷重ですから、風圧荷重がなければ垂直成分だけですが、風圧荷重がある場合は垂直以外の成分も含まれます。
また\(T\)については水平成分の張力なので、電線の(垂直方向を含んだ)合成張力ではないことに注意してください。
送電線の実長計算式
送電線の実長計算式は、
\(L = \frac{8D^2}{3S}+S\)
\(L\): 電線の実長[m]
で表されます。図で表すとこうなります。
この式には一般的な語呂合わせは存在しないのですが、暗記が必要な式です。
なので私は自分で「ヤダ(\(8D\))兄(2)さん耳(3)吸(\(S\))いす(\(+S\))ぎ...///♡」という語呂合わせを作って覚えてました。はいそこっ、気持ち悪いとか言わないで!!笑
この式を覚える際のポイントもたるみの式と同様、文字が何を表しているかをちゃんと覚えることです。先ほど説明した通り、ここでも特に\(D\)が何を表しているのかを正確に把握しておきましょう。
送電線のたるみ&実長計算式とその語呂合わせ(まとめ)
今回は送電線のたるみと実長の計算式の覚え方、そして覚えるときの注意点について解説しました。ポイントをまとめます。
- 電線のたるみ計算式は「鳩が鈴なりにだぶる」と覚えよう
- 電線の実長計算式は「ヤダ兄さん耳吸いすぎ♡」と覚えよう
- 語呂合わせだけ覚えて満足するのではなく、式中の文字がそれぞれ何を意味しているのかまで正確に覚えよう
みなさんの暗記が楽になると嬉しいです(^^♪
また、電験で効率よく暗記する方法についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください!
[エネ管・電験]試験中のど忘れを防ぐ&効率的暗記方法[電験3~1種合格者が解説]
エネ管や特に電験はとにかく覚えることが多い試験です。 また試験範囲も広いため、問題を解いていると 「あれ、この公式これであってたっけ??」 といったように覚えていないと解けない部分を忘れてしまい、困る ...
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