どうも、いちにょきです!
今回は、電験の勉強を始める前に、数学の基礎を作るための電気数学の参考書を比較してみたいと思います。
電気数学とは?
電気数学とは電磁気学や電気回路などの電気全般を理解するうえで必要になる数学のことです。そのままですね、はい笑
数学がわからないと、公式の丸暗記のような勉強法に陥りやすく、原理の部分が理解できないため、少しひねった問題に対処できなかったり、そもそも丸暗記に時間がかかったりします。
必要となる数学の知識
必要となるのは高校数学ⅡBまでの知識(方程式、三角関数、指数・対数関数、ベクトル、簡単な微分積分)+複素数の知識です。
参考書の比較
今回は以下の3つの参考書を紹介します。
①完全マスター電験三種受験テキスト電気数学
こちらの参考書は易しいところからスタートしつつも、かなりレベルの高いところまで網羅しているので、初学者が真面目に全部をやり切ろうとするとそれなりに時間がかかります。
電験3種だけの合格であれば、ここまで数学に時間を費やす必要はないかなあと思います(^^;
なので、こちらの参考書は、
- 数学を完璧に理解してから、各科目の勉強に入りたい方
- 初学者だが、将来的には電験2種以上の取得を目指す方
- 数学の辞書として使う方
におすすめです。
②これだけ数学
こちらの参考書も易しいところからスタートし、電験3種に必要な数学を過不足なく網羅しています。
ボリュームも多すぎず少なすぎず、初学者が電気数学を学ぶのに適した参考書と言えます。
なので、こちらの参考書は、
電気数学を0から学んで、各科目の学習につなげたい方
万人におすすめです。
③みんなが欲しかった! 電験三種 はじめの一歩
こちらの参考書は電気数学の基礎と併せて、「電験3種についての概要」と「電験3種各科目の導入」も記載されています。
書籍の大体半分くらいが電気数学の内容になっています。また、フルカラーで見やすく、レベルも易しいです。
電験3種の概要が約半分を占めるため、電気数学の情報量(分厚さ)としては、やや少なめですが、必要な知識は網羅されています。
なので、こちらの参考書は、
- 電気数学だけでなく、電験3種の概要についても知りたい方
- フルカラーで見やすく、易しい参考書をお求めの方
におすすめです。
電験3種用電気数学参考書の総評
今回紹介した3冊のなかでは、「①完全マスター電験三種受験テキスト電気数学」が最もレベルが高く内容も濃いので、本腰を入れて電気数学を完璧にしたい方はこちらを選ぶとよいでしょう。
「②これだけ数学」と「③みんなが欲しかった! 電験三種 はじめの一歩」はレベル的には大きな差はないです。
電気数学だけを見れば「②これだけ数学」のほうが内容は(=分厚さ)は充実していますので、易しいレベルからしっかり学びたい方は「②これだけ数学」を選ぶとよいでしょう。
「③みんなが欲しかった! 電験三種 はじめの一歩」は電験3種の概要と導入が半分を占めるため、そちらを読まれたい方は「③みんなが欲しかった! 電験三種 はじめの一歩」を選ぶとよいでしょう。
また見やすさという点においてもこちらの参考書が頭一つ抜けています。
みなさんの参考書選びの一助になれば幸いです。